前検の仕事が終わってから記者席を出て広島の中心地にある広島平和記念資料館を見にいきました。 l昭和20年8月6日、原子力爆弾がこの広島の上空600メートルで炸裂。二十数万人の犠牲者を出しました。 この惨禍が二度と繰り返さないことを誓い、恒久平和を祈念して建てられたのが平和公園内にある『平和記念資料館』です。
入場料は大人50円。 チケットを買って中に入ります。 場内には日本人の観光客も多かったんですが、海外からきた人の姿もかなりありました。 l展示では広島の歴史から大東亜戦争に発展するまでの市民生活や軍都としての広島の発展を説明していました。
原爆の資料展示コーナーでは原子力爆弾がいかにすさまじい破壊力と非人道的な兵器であったかを物語る資料が展示されています。 正直ここでは目をそらしたくなる展示物がありますが何がここであったのかをしっかりと知らなくてはいけません。 l時計は爆弾が炸裂した8時15分を刻んだまま止まっています。鉄の三輪車やヘルメットも被爆当時のままです。
爆発当初は放射線のほかに強烈な熱線が広島の人々を襲いました。その温度は数千度ともいわています。この温度では可燃物は自然発火してしまうほどの温度です。ここではその熱線の被害(写真は瓦が溶けてしまってぐにゃぐにゃになったもの)や爆風の被害(鉄骨が爆風で捻じ曲がってしまった)なども展示されていました。 見学後はちょっといたたまれない感じになってしまいましたが、平和である今現在がいかに幸せなのかということを改めて認識させてくれるところでした。広島という地を訪れた時は必ずここをたずねてください。
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