少し前に田渕浩一さんから「西武園でイベントがあるから来てみないか?」と連絡を頂きました。休みが取れたので前々からとても楽しみにしていました。 ・もうすぐ梅雨のシーズンということもあって天気の方が心配でしたが、見事に晴れとなりました!最高のコンディションでイベントを楽しむことができそうです。 ・今回は自転車仲間のF記者こと友人の福田記者と共に西武園の400バンクを走行体験しました。その様子をここで紹介していきたいと思います。 ・では早速バンク内に入ってみましょう!
まず西武園クラブ代表で田渕浩一さんの挨拶があった後、参加者全員でバンクを歩くことに。 ・以前は大宮バンクを走ったりしたことがありますが、やはり500バンクと400バンクではカントが違います。一番傾斜があるセンターではちょっとした壁って感じがしました。しかし、選手の話によると、まだこれでも(傾斜は)浅いとの事。 ・バンクの一番上から下を除くとこんな感じ(写真右)に映ります。下を歩いている人がちょっと小さく見えるくらいです。この高さを走り抜けるんですから驚きですよね。
今回のイベントでは西武園クラブのホームページで告知されていましたが、誰でも参加自由でした。 ・自転車経験ありの人から家族連れ、はたまた車券好きのファンまで様々な人が参加しました。 ・自転車を持ち込めなかった人にも貸し出しが行われました。さらに普段体験できない競技用自転車にも乗ってもらおうとピストレーサーの乗車体験もありました。 ・子供から大人まで初心者に対しては西武園クラブ所属の選手たちが丁寧にアシストして皆が自転車を楽しめる雰囲気を作ってくれました。 ・これには皆、満足。バンクを走り終えると思わず笑顔がこぼれます。
さて、そろそろ自分達も走ってみようと思います。 ・前に大宮バンクは走った事があるので”大丈夫だろう”って安易に考えていたんですが、いざ走って見ると感じが全然違うのにびっくり。 ・特に内と外では全然走るのに使う力が違うということ。大宮以上に外を踏み続けるのはキツイっていうのが正直な印象でした。確かに西武園は捲りが効きにくいといいますが、なるほどと思わず納得します。 ・暫し、福田記者とともにバンク走行を楽しみました。ただ、暑さが影響してか、普段の練習不足がたたってかは分かりませんがいつの間にか脚が一杯になってしまい早々に切り上げてしまいました(情けない・・・)。しかし、400バンクの感触を確かめられたのはとてもいい体験でした。
一通り、バンクの走行体験が終わった後に西武園所属の選手たちによる競輪模擬レースが行われる予定となっていました。 ・大変用意がよくてなんと出走表まで用意してありました!そして参加者がそれぞれ勝者を決めて投票をするといったイベントが行われることに。 ・出走選手がそれぞれ出走表の下にコメントを出して(誰々は自力だとか何々にマークだとか)います。それを見て田渕さんや吉田英二さんに印を打ってくれって言われてちょっと困りましたが、僕なりの渾身の印を打ちました(笑)。本来なら池崎選手本命なのですが、本人が言うには欠場90日というので、前期S級を務めていた馬場選手に期待して本命としました。 ・さあ、レースを見てみましょう!
・本日は琵琶湖で行われている『高松宮記念杯競輪』の場外として西武園競輪場にはたくさんのお客さんが入っています。 ・突然模擬レースが始まると場内にいるお客さんの視線が一斉にバンク内に集まります。さらに声をだして応援する人までいました。 ・なんだか宮杯の場外をやっているというよりか、本場で競輪が開催されているかのような錯覚さえ覚えます。
・レースはホームから川本ー与那嶺ー土屋選手の3人ラインがスパートして主導権を取ります。 ・そうすると中団を取りきった馬場ー滝口選手が2角から捲り発進! ・これに反応して番手の与那嶺選手が番手から渾身のスパートを決めますが、馬場選手のスピードがよく前団を飲み込み見事1着!やや離れ気味で滝口選手がマークを取りきって2着となり、印どおりの決着でした。 ・車券を買っているわけではないけどちょっとドキドキしました(笑)。しかし、バンク内から見るレースはいつも新鮮で迫力があります。
見事的中を果たした参加者には賞品がプレゼントされていました。 ・なお、バンク内で行われたタイムトライアル(1000mなど)でいいタイムを出した人にも賞品が出ました。 ・最後に参加者全員に参加賞が配られて無事に終了。とても楽しい一日となりました。
これで西武園クラブ主催のイベント参加の報告は終了します。以前は選手とファンとの間には限定的な交流しかありませんでした。しかし、最近は流れが変わりつつあります。まだ全体的には少ないとはいえ各地で選手会主催のイベントが開催され多くのファンとの交流を図ろうとしています。 ・金網に隔たれた以前の関係から比較してみればとても進んだと言えます。競輪ファンにもレースばかりではなく、レーサーとの交流があれば競輪の見方も違ってくるはずです。さらに競輪を知らない人にも分かってもらうということは将来の競輪界にとっても大事なことです。 ・そういった意味でも西武園クラブの活動は大きな意味があります。次回は秋口に再度イベントを企画するとの事で、興味を持った方は次回参加してみてはどうでしょうか?
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