前検の夜は地元紙が各地から取材にきた新聞記者との懇談会を開いてくれました。その会に出席した際に不思議に思ったことがありました。食卓の上に見慣れない器がおいてありました。一体何に使うのか?(灰皿にしては中に水がタップリ入っているし・・・。それに器が豪華すぎる・・・では一体何に?)。考えても何も分からないので思い切って地元の仲居さんに聞いてみました。そうするとこのような答えが返ってきました。この大きな器を『盃洗(はいせん)』と言うそうで、飲酒の風習(お酒を盃を回して飲むという)に使われていた器だそうです。酒の席で人に酒 をすすめる時(献盃)には、水をはった盃洗の中で盃を洗いすすぎ、相手に返す(返盃・へんぱい)ために使われるのだとか。高知の人はとにかく酒が好き。しかも強い!ちょっと仲居さんと献盃・返盃を繰り返していたらあっという間に酔っぱらってしまいました(笑)。いやはや、素晴らしい文化です。高知に来た時はこの献盃・返盃を盃洗を使って楽しんでみては?でもアルコールに弱い方はご注意を!(写真提供:F記者)
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