以前は日帰りでこの法師温泉を訪れた事がありましたが、あまりにもここの温泉が気に入ったので今度は泊まりでいきたいと思っていました。たまたま先日に時間が取れたので法師温泉を訪ねてみました。アクセス自体はそんなに悪くなく、高速道路(月夜野)を降りて山道を走ること約40分少々。その山道もとりわけ走りにくいということもなく、全て舗装されているので快適なドライブで宿に行けます。ただ、自分としては秘湯にしては道中の雰囲気(秘湯ならもっと山々に囲まれて車も何とか走れるくらい)があってもいいかなと思うのですが…(笑)。ちょっと拍子抜けなところはありました。ただ、法師温泉の建物は鄙びていて最高です。温泉宿としての雰囲気は素晴らしいものがあります。標高800メートルという高所に今回お世話になった一軒宿の「長寿舘」はあります。この宿には過去に与謝野鉄幹、与謝野晶子、若山牧水、川端康成などの文人も訪れたことがあるそうで、その時に使った部屋などが現在も使われており、予約すれば宿泊できるそうです。ただ、ちょっとランクが高いみたいですが(笑)…。さて、目当ての温泉ですが、これが凄い。風呂の仕切りがあるだけでお湯がどこからも注がれていない(一部の湯船には注がれているのもあるが)。これはどうした事か? と思って入ってみると、足元からポコポコと気泡と共にちょっぴり温度の高いお湯が吹き出しているのです。常に新鮮な源泉が湧き出していて最高の環境での入浴。ここの宿と温泉は本当にお勧めです。
PR