以前、鹿児島の知覧町の特攻平和会館にも行きましたが、関東地方にもこのような施設があると知って先日、足を運んでみました。予科練平和記念館は茨城の阿見町という場所にあります。今こそは霞ヶ浦が見渡せる静かな町ですが戦時中には海軍の航空隊があり、飛行予科練習生制度で選抜された練習生と共に海軍の町として大いに発展したところだったそうです。今現在は陸上自衛隊の駐屯地となっています。施設は霞ヶ浦の湖岸にあり、なかなかモダンな建物。入り口で500円の入場料を支払い中に。予科練が設立された経緯から終戦までを細かく映像と展示で説明。あらかじめ予習はして行ったのですが、意外な発見で驚いたこともありました。
展示の最後は「特攻」でした。戦況が厳しくなった終戦間近には非情な特攻兵器が開発され、多くの予科練生達がこの兵器と共に散っていきました。最後の展示内容には胸が苦しくなる思いになりましたが、これを通じて改めて平和の大切さを思い知るに到りました。
PR