本日は朝から雲ひとつないいい天候となりました。気温は低いものの気持ちのいい一日でした。 朝ちょっと早く起きて昼過ぎまで近くの映画館に行き『硫黄島からの手紙』を見てきました。この映画は日本側から見た硫黄島戦を描いていますが、とてもすばらしい映画です。 思わず観ながら涙なみだ。仕事前からちょっと気持ちが暗くなってしまいました・・・。前置きはこのくらいにして。さて、映画の後に訪れたのが小倉の繁華街(現、鍛冶町かじまち)の中にひっそりとある森鴎外の旧居です。
森鴎 外は明治32年から35年の3月まで陸軍第十二師団軍医部長として小倉に勤務していました。その時にこの家で1年半を過ごしています。 毎日この邸宅から馬に乗って常盤橋(前に紹介した長崎街道の起点となる橋)を渡って小倉城内の師団司令部まで通っていました。単身での赴任でしたのでお手伝いさんを雇って住み、主に8畳の座敷とそれに続く4畳半の小座敷を使っていたそうです。 今は回りに飲食店が立ち並ぶ賑やかなところですが、この空間だけは時が止まっているような印象を受けました。ちなみに小説『鶏』は、この鍛冶町の家を舞台にして書かれました。
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